以前、スウェーデンのスピーカーメーカー【DLS】のRS6AをインストールしたマツダMPV...
(RS6Aインストールの内容はコチラをどうぞ)

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その時はサウンドの変化の違いと施工内容の効果を楽しむために、
あえてツィーターはAピラーに埋め込まずダッシュボード隅へ設置していました。

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このオーナー様は純正スピーカーにスーパーデッドニングのみの施工に始まり、
DLSのRS6Aスピーカー+スーパーインナーバッフル&スーパーチューニングへと着実にステップアップしてきました。

純正スピーカー(物は何も変えない)の状態でスーパーデッドニングのみを施工する事により、
「スピーカー(低音域)は如何に箱の響きが大切か」という事がリアルに体感でき、
また施工の大切さ、それに対する費用対効果がご理解いただけます。

それを体感する事により、次のステップアップでスピーカーユニットを交換する時には、
「スーパーインナーバッフル&スーパーチューニング」の必要性や、
費用対効果がよりご理解いただけます。

【カーオーディオで良い音を感じるためには、システムバランスと物を活かす基礎からの順をおった施工プランが重要です。】




それから数ヶ月・・・


このRS6Aスピーカー自体も、スーパーインナーバッフル自体も、程よくエージングが進んだところで、
今回最終メニューの『ツィーターピラー埋め込み加工』を施工する事となりました。


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Aピラーを外しパテ等が密着しやすいよう、全面に下地処理を施します。


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ツィーターを取付けるための土台になるリングを製作。


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ツィーターを取付ける位置決めをして、土台のリングを埋める穴を開けます。

ツィーターにとってはこの位置と角度が重要です。

ドアのミッドバスのスピーカーとの音のつながりを考え、取付け位置を決めます。
ダッシュボードの形状等の車室内環境を考慮して、多種多様の施工をしてきた経験値で決めていきます。

セパレートスピーカーはミッドバスが中低音域、ツィーターが高音域を再生するそれぞれの役目がありますが、
最終的には再生音が一つの音楽として再生されてこそ、セパレートスピーカーの本来の役目を果たします。

これがそれぞれバラバラに聞こえるようだと、ただ音が鳴ってるだけでせっかくの良いスピーカーが台無しですし、
お金を出して買う意味が無いですよね。
そんな音になるくらいなら、純正スピーカーの方がよっぽど音楽として聴く事ができますし、本来のスピーカーとして使用できます。

それだけ車のスピーカーを【スピーカーとして活かす】という事は至難の技なんです。
スピーカーを手に入れただけでは、ユニットというただのパーツを手に入れただけなんです。


そういった意味でもツィーターの位置角度を綿密に考えたAピラーへの埋め込み加工は、
スピーカーユニットを本来のスピーカーとして活かす為の最終段階の重要な施工です。


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フロントガラス前方までの奥行きと車室内環境を考慮し、フロントガラス前方から音が降り注いでくるように、
左右のツィーターの角度をそれぞれ決めていきます。

これも多種多様に試行錯誤してきた経験値をベースに決めていきます。

数値として目で見えるデータ等の理屈も必要ですが、
やってみてどう変化するかというあらゆるパターンの蓄積が、
物創りにとっては一番大切だと思います。



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角度を決め、特殊なボンドで土台のリングを固定したのち、ピラーを外しパテを盛って、
自然なラインが出るように成型していきます。

このラインを出すのは最終的には手作業で成型していきます。
この辺の作業は、昔の板金塗装、エアロパーツ加工をやっていた頃の経験が役に立っています。
どんなデザインにするか、綺麗にラインが出ているかというのもその頃の経験値です。



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成型が完成するとピラー全面に制振塗料を何回かに別けて塗り重ねていきます。
これをする事によりピラー自体の共鳴を止め、ツィーターから出てくる音を邪魔する振動を止めることができ、
ツィーターからの音が車室内にきっちりと広がるようになります。




お次は・・・コレ


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「スーパーリング」です!

これはツィーターの周りに取付ける装飾品でも有りますが、
ツィーターから出てくる廻り込む音を拡散する効果があります。
高音域がより自然に広がるようになります。
音のシャワーを作り出す源のようなパーツです。

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ちなみのこれも手作りです。
MDFのボードからリングを切り出し、機械で荒削りしたあとはひたすら手作業で成型していきます。


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これにも制振塗料を塗り、拡散効果を高めます。



先程のピラーに内装と違和感の無い生地を張り付けます。

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ピラー裏には「シンサレート」という高音域に効果がある吸音材を張り付けます。
ボディー側のピラーから伝わってくる音を吸収し、ツィーターの音を邪魔しないようにします。


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スーパーリングを貼り付けて完成です。

ただたんにツィーターをAピラーに取付ける事が目的ではなく、
ツィーターをツィーター本来の仕事が発揮出来る環境を作るために、
Aピラーに取り付けています。



といってもインテリア的な要素も大切で、
いかにも「ツイーターつけてます!」みたいなのはちょっとねぇ・・・

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車につけるとこんな感じです。
解る人にはツィーターが付いてるってことが解るかもしれませんが、
一般の方は元から付いてる物だと気付かないでしょう(笑)




では、このMPVのDLS RS6Aのサウンドを体感してみて下さい。
※ イコライザー等の音の調整機能は一切行わず、CDの素の状態の音源です。
※ フロントスピーカーのみのサウンドです。

※ 試聴する環境によっては解り難い場合もございます。ヘッドフォンで試聴して頂くと解りやすいです。



※ サウンドデモ 【押尾コータロー】 ※




※ サウンドデモ 【MISIA】 ※




※ サウンドデモ 【葉加瀬太郎】 ※