昨日施工させて頂いた和歌山県からお越しのFD3S(RX-7)・・・

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早速オーナー様よりスーパーデッドニング施工後の感想メールを頂きました。

感想文をごらん頂く前に施工内容の詳細アップです。

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内張りを外すと・・・

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スピーカーはケンウッドのエモーショナルシリーズK-ES01です。
ヘッドユニットと同じシリーズのスピーカーユニットで、こちらも今は生産完了しています。


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スピーカーはこの純正の樹脂パネルに取付けてあります。

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樹脂パネルの裏側は水よけの為、穴が半分塞がってる状態です。
この状態ではスピーカーの背圧の音抜けが悪いです。

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樹脂パネル自体には純正スピーカーしか取り付けできない為、MDFでバッフルボードを製作して取付けてありました。

外してみると・・・

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表面は塗装していましたが裏面はそのままの状態・・・
防水の意味でもあまりよろしくないですねぇ...

このあたりは後で対策を考えるとして、お次はドア内部の脱脂処理です。

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長年の汚れが蓄積されていますので、この作業は特に念入りに行います。


丁寧に脱脂処理をした後、まずドア内部アウターパネル裏のポイント部分に制振材を貼付け、しっかりと押さえつけていきます。

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アウターパネルの大きさや鉄板の厚さ、プレス形状などからベース音などの心地良い余韻が出るように制振材を要所要所貼り付けていきます。

この要所要所のポイントは何を根拠に決めてるかっていうと・・・

勘です(笑)

何とも胡散臭いでしょ?(笑)
でも、現在に至ってはそうしか言いようが無いから仕方ない(汗)

当然何年か前のスーパーデッドニングという独自のデッドニングの施工法が出来る前までは、ただ単に制振材をべったり一面に貼ったり、セメントみたいな制振材でを一面塗ってみたり、鉄板を叩きながら貼ってみたり・・・

いろんな事をやってきました。

そんないろんな事をやってきた結果と、何百台という施工をこなしてきた経験値から湧いて来る勘です。

このあたりのお話は、
『スーパーデッドニング』って何?
とか、
『スーパーデッドニング誕生秘話』
とか、
アライブの音創りへのこだわり・・・
を読んでみて下さい。

もうそこ読んだって方はスルーして続きを(笑)

パネルに貼った制振材をヘラでゴシゴシと押さえつけていると、なにやらカタカタと音がします。
何だ?とよ〜く見てみると・・・

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ウィンドウレールを留めているボルトが外れているではないか!?
レールが宙ぶらりん状態です(汗)
これでは走行中や音出しをしてもカタカタと異音が鳴りっ放しです。
せっかくのスーパーデッドニングも台無しです。

何か対策を考えなければ・・・

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ボルトで留めました(笑)
どや顔で言うほどのことでもないですね(どや顔してるかどうかも解らないでしょうが・・・)

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お次はスピーカー裏の背圧が当たる部分に、オーディオテクニカのアクワイエ吸音材を貼り付けます。


で、はじめに外していた純正樹脂パネルの気になる部分ですが・・・

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スピーカーユニットの奥行きもそんなに長くなく、樹脂パネルの傘内に収まるので・・・

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カットしちゃいました。
これで背圧の抜けの部分は改善です。

更にもう一つ気になるバッフル・・・

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このままでは直接水が当たらないとしても、梅雨時期など湿気が多い時期にはジワジワとMDFに浸み込んでいきます。

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制振塗料ダイポルギーを全面に塗りこみました。
防水効果とバッフルの共鳴を防ぎます。


更にもう一つ気になっていた、純正スピーカーケーブルから延長されていたスピーカーケーブル・・・

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あまりにも貧弱なスピーカーケーブルで延長され、取り回しもバッフルと樹脂パネルの間に挟んだ状態で通してあった・・・(汗)

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安いけどそこそこ良いスピーカーケーブルに変更し、取り回しも純正ラインがドア内部へ入るところへ通しなおしました。

こんな感じで、ちょこっと次いでで出来る程度で改善するべき部分は、おまけで一緒にやっちゃいます。


スピーカーをバッフルへしっかりと固定し、サービスホールをタイコバージョンの素材で塞ぎます。

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この弾力がある素材が、太鼓の音などをリアルに奏でる役目をしています。

「タイコバージョン」の由来というか意味はそこなんです(笑)

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ここからは実際に音出しをして、スピーカーからドアのインナーパネルに伝わる振動を制振材を貼り付け押さえながらコントロールしていきます。
実際に音の出方のバランスが変化していくのはここの工程です。
アウターパネルの程よい響きでベース音などの余韻を作り出し、インナーパネルの響きをコントロールする事により中音域を中心とした音全体のバランスを創って行っています。

この時は手をインナーパネルに触れて振動を感じ取り、制振材を貼っては押さえつけという作業を繰り返していきます。
これも勘といえば勘なんですが、音出しをしているのでその音を耳では聴いていますが自分自身の中にある心地良い響きの勘にマッチするかどうかで判断しています。

なんか益々胡散臭い感じですね(笑)

解りやすいかどうかわかりませんが、ギターであるコードをじゃらぁ〜んって弾いた時に元々のチューニングが微妙にでも狂っていたとしたら、その音の響きが何とも気持ちの悪い感じがします。
この感じはたぶん誰でもわかると思うのですが、その微妙な基準になるチューニングのずれを修正するようなニュアンスです。

解るか解らないか定かではありませんが、そんな感じで施工してます(笑)


そして、早速オーナー様より感想メールを頂きましたのでご覧ください。

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昨日は丁寧な作業ありがとうございました。
思っていたよりも帰りの道中が空いていて2時間ぐらいで帰ることが出来ました。

スーパーデッドニングの感想なんですが、やってもらって良かったです!

音の出方が、高音〜低音まで一つ一つの音がメリハリの着いた感じ(うまく表現出来ずすいません・・・)で、これを聴いてしまうと施工前に聴いていた音は随分ぼやけた感じで聞こえてたなぁと気付かされました。
特に中~低音が顕著に現れていて今まで聞き取れなかった音なんかに気付かされる事もありました。

帰りはポップス、テクノ等色々聴いて楽しんでいたので帰りの道中はあっという間でした。

特にT-squareを聴いた時は久しぶりに鳥肌がたちました(笑)

低~高音域までしっかりと表現出来るようになった為、今までも強かった高音域がよりはっきりと感じてしまう所が曲によっては出てきます。
しかし、それを補って余りある発見があるので大満足です!

このスピーカーに替えてずっと「このスピーカーの本当のポテンシャルを出したい」と思っていたので、それに限りなく近づいたんじゃないかなぁと今は思っています。

この度は本当にありがとうございました。
また課題が出来た時はご相談させて頂くかもしれませんがその際は宜しくお願いします。
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ありがとうございました。