アライブの代表車種の一つであるコペンですが、多数施工したコペンの中でも最高のシステムを組んでいるコペンが、この度更に上の頂点へと到達いたしました。

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純正スピーカーのスーパーデッドニング施工から始まり、幾度となくステップアップを重ねてきました。
◆その記念すべき第一弾のスーパーデッドニング施工はこちらをご覧ください。
◆DLS MS6Aスピーカー&スーパーアウターバッフル他施工はこちらをご覧ください。
◆DLS A3パワーアンプ装着施工はこちらをご覧ください。

パワーアンプを装着した時点で一通りのシステムとして完成していたので、しばらくはオーナーさんも落ち着いてはいたのですが・・・

しかし最高のシステムで最高のサウンドを聴いていても、人間の欲はさらに上を目指したくなるようです(笑)

そのDLSの頂点に位置する代物がこれ。

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ミッドレンジスピーカーユニット
DLS Scandinavia6/2


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ツィーターユニット
DLS Scandinavia1


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パッシブネットワーク
DLS Scandinavia network

以上のDLSフラッグシップモデル『Scandinavia(スカンジナビア)』の2wayセットです。

頂点の代物だけあって全て単品売りで、トータル価格も頂点です(笑)


ではぼちぼちDLSコペン最終章、行ってみよう!!!

まずはミッドレンジユニットから

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グリルネットカバーを外すとDLS MS6Aが顔を出します。

アライブで製作するスーパーインナー(アウター)バッフルは、スピーカーをバッフルボードに固定する為にバッフル側に鬼目ナットを埋め込み、ボルトを使用して固定しています。

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スピーカーユニットに付属しているタッピングビスを使用した場合、初めて固定した時はしっかりと固定できますが今回のようなグレードアップ時やメンテナンス等でスピーカーユニットを脱着するような時、その度にバッフル側のビス固定穴がボロボロになってスピーカーの固定が甘くなってしまいます。

きっちりと固定できないようじゃ、せっかく購入したスピーカーユニットの良さが発揮できません。
良い音を求める為にお金を投資してるはずなのに・・・本末転倒ですね。

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今回は同じDLSのユニットなので取付け穴サイズは全く同じで、加工する事無くそっくりそのまま交換でOK!

ただグリルネットカバーはちょっと細工をしました。

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せっかくの頂点のユニットが隠れてしまうのは勿体無いと言うオーナーさんのご希望もあり、音抜けの穴の部分のネットをカットしてこんな感じに仕上げました。

これでミッドレンジの装着は終了です。



お次はパッシブネットワークの交換。

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コペンの難点はスペースが無い事。
シート下のクリアランスも全く無く、トランク内はオープン時にルーフが挿入されるので殆どスペースが無い(汗)

パワーアンプとパッシブネットワークは、思考回路をフル回転させた結果ここへ収まった。
・・・と言うか収めた(笑)

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ネットワークの大きさはスカンジナビアの方が少し大きいくらいなので、ミッドレンジのように簡単に交換できそうなのだが・・・

そう簡単には行かないのが頂点の代物(笑)

MS6A用ネットワークは端子を下して縦置き型なのだが、スカンジナビア用は端子を下にして横置きになっている。


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横に並べるように設置すればスペース的には問題ないのだが、肝心のスピーカーケーブルの長さにあまり余裕が無いので端子までとどかない。


さて、どうしよう・・・(汗)

と言いながらも、すでに頭の中では構想と大まかな施工工程はバッチリ出来上がっています(笑)
じゃないと商品入荷したけど取り付けできないじゃ元も子もないですね。

あとは現物合わせで頭の中の施工工程を実現していくだけです。

スカンジナビア用ネットワークの設置方向は、スピーカーケーブルが届く範囲を考慮して縦向きに設置する事にしました。

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MS6Aのネットワークを外します。
ボード側にはスピーカーの固定方法と同じ様に鬼目ナットを埋め込んであり、ネットワークをボルトで固定しているので取り外しが容易です。

縦向きに設置するとなると上側の内装部分にはみ出て干渉してしまいます。
段差をクリアーする為に設置面をかさ上げします。

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かさ上げ寸法にあわせた厚みになるようにベースのボードを製作。

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ボルトで固定できるようにそれぞれの穴を開け合体!

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仮固定してシート等のクリアランスをシミュレーション。
スピーカーケーブルの取り回しもチェックします。

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問題なければ制振塗料ダイポルギーを全面に塗りこみます。

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ネットワーク固定用の穴に鬼目ナットを打ち込みます。

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ボードとネットワークを固定しスピーカーケーブルを接続します。

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こんな感じです。

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運転席を取付けて完成です。
頭の中の構想どおりに出来上がりました。



さてお次は最後の難関であるツィーター交換。

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元のMS6Aのツィーターです。

ここに・・・

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こんな巨大なツィーターを埋め込みます。
どこをどう見てもそのまま交換とは行きません(汗)

少しくらい大きいだけなら元のピラーを加工して取り付けする事も可能ですが、ここまでの大きさとなると元のピラー自体を解体する手間が大変です(汗)
そんな手間隙をかけるくらいなら新品のピラーの部品を購入して一から作り直した方が早いです。

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ベースになるリングを製作し、位置角度を合わせピラーに固定します。

ツィーターの取付け位置と向きは、アライブサウンドの基本コンセプトに基づいて決定しています。
タイムアライメントを使用する場合、アライメント効果を出す為に人の方に向けて取付けるようですが、アライブサウンドではタイムアライメントは一切使用しません。

タイムアライメントを否定する訳ではないのですが、タイムアライメントに頼ったサウンド創りをした場合の「作りました」的な音が、アライブサウンドの基本コンセプトである『心で感じるサウンド』の本質からかけ離れてしまいます。

スーパーデッドニングの施工法と同じ様にこのツィーターの位置角度も色々なパターンを実験的に行い見出した結果のアライブ流です。

ただし、ドアのスピーカーの音が基礎のスーパーデッドニングやスーパーインナーバッフル等により100%活かされたサウンドが出ている事が前提でないと、このツィーターの位置角度の効果は発揮されません。
ベースになる音、すなわち低音域の基礎からしっかりと鳴らし込む環境作りをしてこそ、最終的に室内に広がるサウンド空間を作り出す役割としてのツィーターが活かされます。

バンドでのベースとドラムのリズム隊の基礎がしっかりしていないと、いくらヴォーカル、ギターのメロディー隊が上手くてもバンドサウンドとしてまとまらず、聞いていても心地良くないですね。
特にベースはリズムを刻みながら低音域の音階でベースラインを奏で、バンド(楽曲)全体の音の厚みやグルーブ感を作り出す一番重要なパートです。

その重要なベース音を鳴らすのがドアのスピーカーの役目です。
まずしっかりとベース音が奏でるようにスーパーデッドニング等の施工を施し、ドアのスピーカーユニットを活かす事が先決です。


アライブ流のうんちくはおいといて・・・

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ピラーを外しリング周りにパテを盛り、「ツィーター付いてます」的な感じにならないよう自然な感じに成型します。
ここはサウンドセンスより美的センスを問われる部分ですね(笑)

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成型後ピラーを取り付け、位置角度を再度チャック。
ツィーターを固定する為の鬼目ナットを埋める穴を開けています。

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問題なければまた外してピラー自体の共鳴を止めるために、制振塗料ダイポルギーを何回かに分けて塗り重ねていきます。

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表面はレザーを貼り、ピラー裏には車両側から伝わってくる余計な振動を消す為に吸音材を装着します。

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ツィーターをボルトで固定し、ピラーを取付け完成です。


音出しチェック後、パワーアンプのゲイン調整を行います。
ただし、スピーカーが新品ですので仮調整となります。

どんなスピーカーでもエージング(鳴らし込み)が必要です。
エージングが進むにつれ本来のユニットの音が出るようになるのですが、高価なユニットになればなるほどエージングの時間も長くシビアになってきます。
約一ヵ月後に再度ゲイン調整をし、更に数ヵ月後・・・という感じで長い目で見ていく必要があります。
そうする事によりジワジワと味が出てきます。
時間はかかりますが、それも高価なユニットの楽しみの一つでもあります。


このコペン、今回で最終章が完成・・・だと思います(笑)
最終章になるかどうかはオーナーさん次第です(笑)