今回はこちらのお車。

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ラパンです。
意外にもラパンの施工はお初です。

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可愛いお車です。

スピーカー交換とスーパーデッドニング施工のご依頼です。

施工プランとしては「コスパ最高プラン」の内容になるのですが、コスパ最高プランでお勧めしている「DLS M6.2i」のスピーカーが長期欠品しておりまして現在納期未定状態です(汗)



その事もあるのですが、今回のオーナー様のご希望が「さらにワンランク上のスピーカーで」との事でしたのでこちらのスピーカーユニットをお勧めさせて頂きました。

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同じDLSで一つ上のラインナップである「RCS6.2i」です。
スピーカーユニットとしてはアライブ一押しの物となります。

M6.2iとの大きな違いはパッシブネットワーク部分です。

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こちらがM6.2iですが、付属のパッシブネットワークが簡易的な物となっています。
RCS6.2iが定価50,000円(税別)、M6.2iが定価29,000円(税別)で約2万円の差があります。

ミッドレンジの材質や構造の違いもありますが、ぱっと見で一番大きな違いと言えばこのパッチブネットワーク部分ですね。

このパッシブネットワークの違いでコスパ最高プランの施工内容も変わってきます。


M6.2iのパッシブネットワークは比較的小型ですし接続方法としても純正スピーカーラインに割り込ます施行でOKなので、その分作業時間の短縮にもなります。

しかしRCS6.2iのパッシブネットワークはそこそこの大きさがありますのでまず設置場所の確保が必要です。

このラパンの場合は運転席下へ設置しました。

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ここに設置するという事は内蔵アンプからのスピーカーケーブルを運転席下まで引き込む必要があります。
さらにパッシブネットワークからミッド、ツィーターそれぞれにスピーカーケーブルを引き出す必要もあります。

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これはドア(ミッドスピーカー)側へスピーカーケーブルを引き込むためにドア内部の純正ケーブルを取り外したところです。
ラパンでは全て取り外すことが容易でしたしその方が引き込みやすかったのでこうしていますが、この部分は車種によって内容がかわります。

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内蔵アンプ、ミッド、ツィーター各部分から新たにスピーカーケーブルを引き廻してきました。
パッシブネットワークを設置するための専用ボードを製作して取り付けます。

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パッシブネットワーク設置とスピーカーケーブルの引き込み、引き廻しが完成しました。

このようにRCS6.2iではパッシブネットワーク設置作業のために手間がかかりますしスピーカーケーブルの費用も必要となります。
RCS6.2iとM6.2iではスピーカー本体の価格以外にこのような付随作業費がアップしてしまいます。

ですのでM6.2iのように「コスパ最高!!」とは言いにくいのですが、作業費のアップはさておき単純にスピーカーユニットとしてのサウンド面で比較するとお勧めのユニットです。


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どちらのユニットにするにしても「スーパーデッドニング」は音の良し悪しを決める重要な施工法ですので必須と言っても過言ではありません。

スピーカー交換までの予算はかけたくない場合は、スピーカーを交換せずにスーパーデッドニングのみの施工をお勧めいたします。
「カーオーディオの音を良くする」という目的であれば、順序としては音を悪くしている最大の原因であるドアの響きを改善する事が重要です。

あとアライブの音つくりの拘り的にはお勧めではありませんが、「音の良し悪しよりも、とにかく良いスピーカーに交換したい!!」事が目的であればスピーカー交換のみでもOK・・・かな(^-^;


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ラパンのスピーカーは純正オプションのケンウッドが装着されていました。

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スピーカー、ビニール等取り外します。

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スズキ車のビニールを固定しているブチルがなかなかの曲者で、そう簡単に除去できません(汗)

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ちょっとしたコツがいるのでそれなりに時間がかかりますが綺麗に除去できました。


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まずはアウターパネルの響きをコントロール。
指先でアウターパネル裏をコンコンと叩きながら制振材を貼り付けるポイントを探っていきます。

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敢えて適当にカットしてある制振材の中から最適な大きさの物を選んでポイント部分に貼り付けます。

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全て貼り終えた後はヘラでしっかりと押さえ付けていきます。

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カメラが入らない狭い部分もしっかりと押さえ付けています。
特に軽自動車はドア内部が非常に狭く手が入れにくいので押さえるのも一苦労です。


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こちらは吸音材。

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スピーカー裏の背圧があたる部分に貼り付けます。

スピーカー背面から出る音がアウターパネルに当たって反射してきます。
その反射して戻ってくる音が次のスピーカー背面から出る音に干渉して出音に悪影響を及ぼします。

音は空気の波です。
水の波は、波と波がぶつかり合うと打ち消し合って波が消えたり、逆に大きくなったりしますが、音の波も同じ事が起こります。

音の波の場合は目には見えませんが音として聞こえます。
その音の波と波がぶつかり合うと水の波と同じように波が打ち消し合う、すなわち音が消えるという現象が起きます。
逆に波が大きくなる、すなわちある帯域の音が強調される、といった現象が起き、その現象が聴感上不快な(違和感のある)音として感じるのです。

その悪影響を及ぼす反射音を防ぐためにこの吸音材を貼り付けます。


続いてインナーバッフルの工程です。

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今回の施工内容は基本的な部分は「コスパ最高プラン」の内容となります。
ですのでインナーバッフルは市販品の物を使用します。

ただしこれをそのまま使用するのではなく、ここにもアライブ独自の拘りの施工を施します。

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元の色を剥ぎ取ります。

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これに制振塗料「ダイポルギー」を塗り込んでいきます。
元の色を剥ぎ取るのはダイポルギーを元の木に浸透させるためです。

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何回かに分けてしっかりと塗り込んで浸透させていきます。
そしてしっかりと乾燥させます。

ダイポルギーを塗り込むことによって、まず防水効果が出ます。
さらにダイポルギー本来の効果である「防振効果」を発揮させます。

市販品のインナーバッフルはMDFという木材なのですが、比較的安価な軽いタイプのMDFが使われています。
ですのでそのままだとスピーカーの振動が伝わって共振してしまい、その共振がスピーカーから出る音に干渉して音を悪くする原因の一つとなります。

またその共振がドア側の響にも影響してスーパ―デッドニング効果にも悪影響を及ぼします。

ダイポルギーは本来の目的が制振の為の塗料ですので、インナーバッフル自体の余計な共振を防ぐ事が出来ます。

また制振塗料というだけあってそれなりの重量があります。
インナーバッフルに塗り重ねていくことによりインナーバッフル自体の質量がアップしてしっかりとしたスピーカーの土台となり、スピーカーユニットの動きにも良い影響を及ぼします。


この様な細かな意味のある事の積み重ねがスピーカーから出てくる繊細な音のニュアンスに大きく影響してくるのです。

良いスピーカーになればなるほど繊細な音のニュアンスを再生する能力があるのですが、ただ取り付けただけではそれを引き出す事が出来ません。

特に車のスピーカーはユニットの部品でしか売られていない未完成な状態です。
カーオーディオで良い音を出すためには「スピーカーユニットのクオリティーを活かす為の意味のある施工」をする事が一番重要な事です。

最近ではDSPプロセッサーを駆使した調整での音つくりが主流です。
もちろんそのような調整も音つくりとして重要な事ではあります。

・・・が、根本のスピーカー本来の音が出ていないとその調整もまともな調整が出来ません。

本当の良い音とは「聞き疲れせず、ずっと聴いていたくなる音」です。
まさしくアライブが作り出すサウンドであり、それが拘りの音でもあります。

そのような音はパッと聞いただけではわかりませんが、しばらく聞いていると身体に染み込んで心地良く感じてきます。

現にスーパーデッドニングを施工していただいたお客様からは、
「最初パッと聞きはこんなもんかなと思っていたけど、しばらく聞いていると自然にボリュームが上がってきてずっと車の中で聞いていたくなった」
という声をよく聞きます。

これがアライブサウンドなのです。
それを作り出すための施工法がスーパーデッドニングやその他の細かな施工法です。

ちなみにアライブサウンドは施工法で本来の音つくりをしています。
ですのでDSPプロセッサー等での調整(イコライザーやタイムアライメント)は行いません。
なぜなら調整する必要がない音が出ているからです。


という事でインナーバッフルの続き(笑)

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ドアに取り付けます。

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そして内側の雨水があたる面にコーキング材を塗り込みます。

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更なる防水対策です。


そしてスーパーデッドニング施工に戻ります。

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サービスホールを塞ぐ為に、サービスホール縁に耐熱ボンドを吹き付けます。

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ゴム質の制振材をサービスホールの形にカットして使用します。

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ヒートガンで温めながらサービスホールの縁の形状に沿って貼り付けていきます。

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サービスホールからはこのように純正のケーブル類が出たり入ったりしています。
これらを如何に避けて処理をしながら貼り付けていくかが意外と難しいのです。

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スピーカーを取り付けます。

ここから実際に音楽を鳴らします。
鳴らす音楽は決まっていて生楽器演奏のビックバンドの曲です。
ベース音がよく鳴っている曲でドアの響きがよく解りやすいのです。
CMでも使われていたりしてる有名な曲なので誰でも知っていると思います。

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音楽を鳴らすとスピーカーの振動がドアのインナーパネルに伝わります。
手で触れて制振材を貼り付けるポイントを探ります。
ここで先に施工細工を施したインナーバッフルの効果がインナーパネルへの伝わり方に大きく影響してくるのです。


アライブサウンドはドア自体を楽器のボディーに見立てて音つくりをしています。
ギターなどの楽器は楽器本体が響いて良い音色を出す構造になっています。
またそのように綿密に設計されています。

車のスピーカーはあくまでもスピーカーなので同類という事で、よくホームオーディオのスピーカーの構造や理論の様なものをフィードバックしたりしますが、スピーカーユニット自体は同様な物ですがそれが装着されているスピーカーボックスの部分って同じでしょうか?

ホームオーディオのスピーカーの音の良し悪し、もしくはそのユニットのクオリティーを発揮させているのはスピーカーボックスの部分です。

車のスピーカーもスピーカーボックスの部分となるのがドアになるのですが、ホームスピーカーのスピーカーボックスと車のスピーカーボックスにあたるドアって似ても似付きませんよね。

まず形がそうですが、それ以前にドアの材質はペラペラの鉄板ですね。
ホームスピーカーのスピーカーボックスがペラペラの鉄板で出来ているってまずあり得ません。

なぜなら「良い音が出るはずがない」からです。

ペラペラの鉄板って指でコンコンと軽く叩くとわかるように鉄板特有の響きが出ますね。
そんなちょっと叩いただけで響きまくるスピーカーボックスにスピーカーを装着するとどうなります?

スピーカーの振動が伝わって余計な響きが出まくって本来のスピーカーの音が出るはずがない」という事はだれがどう考えても解る事ですね。


という事は、車のスピーカーは「良い音が出るはずがない」スピーカーボックスに装着されているという事です。

という事は、車のスピーカーの音が悪い最大の原因は・・・

もうお解りですね。
「ペラペラの鉄板で出来ているドア」
が最大の原因なのです。

そんなドアに高価なスピーカーを取り付けて良い音(本来のクオリティーの音)が出るでしょうか?
出る気がしませんね。
音は変わるかもしれませんけどね…


アライブ独自の施工法「スーパ―デッドニング」はそこに着目して試行錯誤を繰り返して確信を得た施工法なのです。

スーパ―デッドニングで音を悪くしている最大の原因であるドアの響きを改善すれば、純正スピーカーでも本来の音が蘇える(良い音になる)という事はご理解いただけるのではないかと思います。

もちろん純正以外の良質なスピーカーに交換すれば更にいい音になる事は間違いありません。



そんな感じでちょい脱線しかけましたが、車のボディーを楽器のボディーと見立てて良い響きに改善していく最終工程です。

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この制振材の中から最適な大きさの物を選んでポイント部分に貼り付けます。

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続けてヘラでしっかりと押さえ付けます。

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さらに次のポイントを探ります。

この作業を繰り返していき・・・

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これでスーパーデッドニングの完成です。

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助手席側も同様に施工していきます。

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助手席側と貼ってある位置が違いますが、当たり前です。
貼り付ける制振材自体の大きさが均一ではないので同じ位置に貼っても意味がありません。

各ドア全て手で触れながら施行していきます。
貼り付ける位置がどうこうではなく「アライブサウンド」という目指す音(響き)になるように貼るポイントを探っているのです。

ですので貼ってある位置はその結果なので左右のドアで貼ってある位置が違うのは当然の事です。
もちろん同じ車でも貼ってある位置は全く違います。

しかし出来上がったサウンドは全て「アライブサウンド」になっています。
スーパ―デッドニングに限らずインナーバッフルへの細工等々、アライブのそれぞれの施工法にはそれぞれに意味があり全てが繋がってアライブサウンドになるという一貫性があるのです。


逆に寸分の狂いもなく同じ場所に貼る事の方が至難の業ですし、そもそもそれだと出来上がる音が制振材を貼った後の結果次第になりますね。

「デッドニングしたけど良いのか悪いのかわかりませんがこんな音になりました〜」って感じで(笑)


そんなデッドニングだとその後の調整が必要になるのも解らないでもないですが・・・
だったらデッドニングしなくてもいいんじゃないのかな?と思うのですが・・・

大きな声では言えませんけどね(笑)



最後にツィーター。

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オプションの純正ツィーターが装着されるメクラカバーを加工して取り付けます。

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取外しが容易になるようにカプラー式に。

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これですべて完成です!!


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ナビの調整機能画面です。
全てOFFもしくはフラットです。

これがアライブサウンドです!!

ありがとうございました。


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