昨年末に倉敷からお越しいただいたデミオのスーパーデッドニング詳細です。
ヘッドユニットは純正です。
そしてスピーカーも純正。
マツダ車特有のサービスホールが空いていない構造のドアです。
マツダ車以外にも日産、トヨタ、外車の一部の車種にもこのような構造のドアがあります。
一般的なサービスホールを塞いでただドアを密閉状態にする事が目的のデッドニングでは、このような構造のドアではすでに密閉された状態なので『デッドニングする意味が無い』という事になってしまいます。
しかし、アライブ独自の施工法『スーパーデッドニング』は･･･
ドアを密閉する事が目的のデッドニングではありません。
スピーカーからドアへ伝わる振動(響き)をコントロールし、スピーカーユニットの性能を最大限活す為のスピーカーボックスの役割としてドアのチューニングを施し、心地良くずっと聴いていたくなる様なサウンドを創り出す事を目的としたデッドニングです。
ですので、このようなサービスホールが元々塞がっている構造のドアでも問題なく施工する事ができます。
この黒いパネルを外しドア内部のメンテナンスを施す構造になっています。
マツダ車の場合はこの黒いパネルが樹脂製で出来ています。
この樹脂製のパネル自体に程よい弾力性があり、性質上低音域が良く響きます。
パネルを外すと大きな穴が開きます。
まずはドア内部を綺麗に脱脂処理し、アウターパネル裏のポイント部分に制振材を貼り付けしっかりと押さえつけていきます。
スピーカーの背圧があたる部分に、オーディオテクニカのアクワイエ吸音材を貼り付けます。
樹脂パネルとスピーカーを元に戻します。
ここから実際に音楽を鳴らし、スピーカーから樹脂パネルに伝わる振動を手を当てて感じ取りながら、要所要所に制振材を貼り付けしっかりと押さえつけていき完成です。
この工程を進めて行くにつれ、どんどんと音が変化していきます。
言葉で表現するのは難しいのですが、ギター等の楽器の音程のチューニング調整をするような感覚です。
特にマツダ車はこの樹脂パネルの程よい弾力により、独特な心地良いサウンドを奏でます。
その効果は純正スピーカーの状態のほうがより良く体感できます。
「えっ!!ほんまに純正スピーカー!?」
って叫んでしまいますよ(笑)
