3月はじめ頃に触りだけ紹介したアトレーの詳細です。

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ダイハツ アトレーワゴンです。

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大阪府からお越しいただきました。

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何年か前にスーパーデッドニング(旧バージョン)の施工をさせて頂いていたのですが、今回スピーカー交換のグレードアップでお預かりです。

グレードアップとして選択させて頂いたスピーカーがこれ。

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JBL MS-62C

ヘッドユニットはケンウッドの名機とも言える・・・

K-WD01






K-WD01
今となっては珍しいMDを搭載しています。
無駄な調整機能は省き、各パーツを厳選した音質重視のヘッドユニットです。
すでに生産終了で今は手に入りません。

最近ではこんな拘り抜いたヘッドユニットがなくなってしまいました。
需要が少ないから仕方ないですが、なんか寂しいですね・・・
そんな希少価値のあるヘッドユニットですので、末永く使っていく為にオーバーホールをしました。


このヘッドユニットの内臓アンプでMS-62Cを駆動します。

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まず旧バージョンのスーパーデッドニングを一度剥します。

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内張りが一昔前の車のようなタイプの一枚物です。
内張り内のクリアランスは全くありません。
ですのでスピーカーを取り付ける為のスーパーインナーバッフルの施工は無理です(汗)

必然的に『スーパーアウターバッフル』での施工となるのですが、それもかなり特殊なパターンでの施工です。

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スピーカーの位置を確認後、ベースになるバッフルを製作します。

バッフルの固定方法やスピーカーの奥行きの問題、ドアを閉めた時のシートとのクリアランス等々を考慮し、頭の中で設計図と施工工程を描いていきます。


それを元にパーツをカットしたのがこちら・・・

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ここまであっという間に出来たように思われますが、構想を練ってこのパーツが出来上がるまでが一番時間がかかります。
このパーツが出来たという事は、すでに頭の中で全ての工程が完成され音が鳴っている状態です。

後は頭の中の設計図通りに進めて行きます。

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スピーカーの取り付け穴を開け、ズレが無いか確認。
右の写真はバッフルの裏側です。
内張りの厚み分の落ち込み部分の面を合わす為の段差を設けています。


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内張り側の位置関係を合わせて落とし込み部分をカットします。


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内張りとバッフルを取り付け位置関係をチェックし、バッフルとドアのインナーパネルを固定する為の穴を寸分の狂い無く開けていきます。
スピーカーの背圧の抜け穴も取付け位置とあわせてカットします。


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取付け位置関係を決めたのちバッフルを外し、スピーカーの背圧がスムーズに抜けるようにアール状にカットします。
鬼目ナットを埋める穴を全て開けた後、表面にグリルカバーを入れ込めるように縁を作ります。


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縁の周りにパテを盛りつけ成型していきます。


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制振塗料ダイポルギーをバッフル全面にしっかりと塗りこみます。


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バッフルとドアのインナーパネルをボルトで固定する為の鬼目ナットを埋め込みます。
同時にスピーカー固定用の鬼目ナットも埋め込みます。


お次は内張り裏へのスーパーチューニング。

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こちらにも制振塗料ダイポルギーをしっかりと塗りこみます。

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吸音材を貼り付けます。
内張り内クリアランスが無いに等しいので、貼り付ける場所を良く考えて貼らないと内張りが浮いてしまいます。


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スーパーデッドニング・タイコバージョンへリニューアル。
スピーカー穴をカットした部分には錆止めの為のタッチアップペイントを。


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内張りを取付けます。

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アウターバッフルにレザーを巻いて完成させスピーカーの穴から手を入れ、ドア内部から予め開けておいた固定用の穴にボルトを通してしっかりとアウターバッフルを固定します。
バッフル裏面と鉄板の境目部分には防水用テープを貼り付けます。


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スピーカーをボルトを使って固定します。

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グリルネットカバーも成型しダイポルギーを塗りこみます。

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グリルネットを巻き付け完成。

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グリルカバーをはめ込みドアは完成です。


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デッキからネットワークへ、ネットワークから各スピーカーへスピーカーケーブルの引き回しです。


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ツィーターはピラーへ埋め込みます。
ドアスピーカーとの音の繋がりと、フロントガラス全面から室内へ降り注ぐようなサウンド空間が作り出される最適な位置と角度を合わせ、リングを固定します。
パテで成型し、ダイポルギーをしっかりと塗りこみます。

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内装にマッチするような生地を巻き、裏側にはシンサレート吸音材を装着します。

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ツィーター周りに装着するスーパーリングを製作します。

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ピラーを取り付け全て完成です。


後日オーナー様より、すばらしい感想メールを頂きましたのでご覧ください。

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原田様
こんにちは。
納車から早くも一週間がたちました。

あれから休暇を取って、5日連続近所を走り回ってました。
(笹山マラソンもほぼ3時間半で無事完走できました)
もちろん運転が目的ではなく、グレードアップしたサウンドに酔いしれるために!

しかし、あのユニットであの低音域は凄いですねぇ。。
原田さんが施工前に結構低音がでるだろうと言っていたので、ある程度?楽しみにしていましたが・・・

納車日に原田さんが少し驚いた感じで「ちょっと低音が出過ぎてしまったかなぁ・・・」と言われ、昔、後付けのスーパーウーファーを装着していて迫力満点で嫌らしく(笑)鳴っていたバスドラやベースラインが上品に鳴ってくれたらいいなぁと思いつつも、あまり期待し過ぎたらアカンと自分に言い聞かせながらドアを開けると・・・

しょぼいドア内張りの下半分だけとはいえオーバーフェンダーさながらのアウターバッフルが、抜群の存在感ながら造形美なサランネットの装着で商用車ベースの原チャリ感覚だったアトレーが、10年の時を過ぎて初めて愛おしく感じられました(笑)


ここまでは願ったりかなったりで、いよいよドキドキの視聴開始。

どのCDにしようかな?と10秒ほど悩みましたが、最近お気にの「ニッケルバック」のオープニングが迫力のドラムなので丁度良いかなということで決定。

以前のスーパーデッドニング仕様でもよく鳴っていたのですが、今回はフル・スーパーバージョン!+バッ直+JBLの組み合わせは大正解だったと思います。

ただ、低音が出過ぎることにより少しクオリティが落ちる音源では音がこもる感じを受けました。
反対にJAZZや女性ボーカル等の良質音源では実に良く合います。
やはりというか、MISIAはど真ん中のストレートで最高の音を聞かせてくれます!!
また、副産物としてドアの閉まる音が上品になったことと、外部からのノイズが大幅に減って車内が静かになりましたね。

気になる点としては・・・

〔飢算の右ツィーターからのノイズ
低音のパンチが効いた曲の時にドア内張りが負けてビビることがある。
(最近少しマシになったような気がしますが、徐々に馴染んでくるのかもしれません)
これも強烈な低音の副産物ですが、ドアの純正ドリンクホルダーが振動でカタカタ音をたてる。

といったところですが、無茶苦茶気になる程ではないのでしばらく様子をみようと思っています。


数年前、偶然見つけた「アライブ」のブログ。

スーパーデッドニング誕生秘話を一気に読みあさり、居ても立ってもいられず明石へ。
そして初めてポロの音を聞いて、その素直な音に感動。
早速しょぼいアトレーにスーパーデッドニングを施してもらい驚愕。
究極仕様のモコを視聴しノックアウト。

久し振りにアライブに遊びに行くと、以前から気になっていたケンウッド エモーショナルサウンドシリーズ「K-WD01」が中古で置いてあるのを発見!
即買い(笑)→これだけでビックリするくらいエエ音に!

しばらく満足しているも・・・

CDが音飛びするように・・・

→オーバーホール必要
→アライブのブログをまた読みあさる
→ウズウズ(笑)
→オーバーホールしている間にスーパーシリーズ追加したらいいかも!?
→ちょっと明石まで相談に・・・
→ポロに装着された新型JBL MS-62Cを視聴
→ビ・ビ・ビ(笑)
→一応の見積もり
→年越し(笑)
→お願いしま〜す(実は知恵熱でるほど悩みましたが、何かと使い勝手のよいアトレーに代わる車がないため新車を諦めアトレーと心中する決心をしました。。)
→完成
→ポロを超えた!?
→エージングの日々

しばらく聞き込んでエージングも進め、またおじゃましますね。。

今年の目標はJBLサウンドミーティング参加ですが、ぼろ車なので・・・

それでは、今後もよろしくお願いいたします。

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いやぁ、長文のすばらしい感想ありがとうございました。
楽しく読ませて頂きました。

気になる点はまたお時間のある時に改善いたしますね。
こちらこそ今後とも宜しくお願いいたします。